るかにたぼ

オタクの書き散らし

近況 好きな女にお金を払うのが大好きな女の話

 


前回の記事

violate17.hatenablog.com

の最後の方、近況のオタク話です。

マジで引くほど長いけど活字中毒で暇なひとは読んでみてネ

 

4000字あった。キモ

 

 

 

私のことを知ってるひとならお分かりかと思うんですが、私はここ数年アイドルオタクをしてました。

しかも2次元アイドルではなくて、3次元、この世に存在するアイドルのオタク。

1枚1kで生写真を買うとついてくる特典券を使うことで、彼女たちの人生を約10秒くらい自分のために消費してもらえる世界にいました。

しばらくこんな界隈で楽しく過ごしていた訳なんですが、めちゃくちゃループするようなオタクではない(と私は思ってるけど周りからどう見えてんのかは知らん)ので、推しからもオタクからも女性というだけで可愛がってもらえていたように思います。やったね。

 

そんな中に訪れた、在宅にならざるを得ない出来事。

今思ったんですけど、私、今年2月以来推しと会ってない。こんなことになる前に行ったイベント以来ということを実感している…まじか…

家にいるしかなくなったので真昼間からエロゲやったり乙女ゲやったりする生活をしていたんですが、同じくらい某動画サイトを見る生活になりました。

元々やっていたゲーム(RPGとかそういう類の方)が行き詰った時にヒント代わりにプレイ動画を眺めるみたいな使い方を主にしていたのですが、ドルオタになってからはもっぱらアイドルの動画を見る生活。

緩和(もはやこの言葉が合うとは思えない状態になってしまったけど)されたのちは推しのグループも何度かイベントや野外ライブを行なっていましたが、やはり在宅の心地よさを知ってしまうと重い腰は上がらないですね…何より妙に仕事が忙しくなり、時間が合わないことも多く更に足は遠のいてしまいました、、推しに申し訳ない…

 

表題の件、ここからです(前座が長い)(内容はもっと長い)

なんやかやあって、推しに勧められたグループの方のライブに行っても飽きがきていた頃合いの時に再燃したのがかつてメインジャンルだったエロゲでした。

気に入った作品を永遠に擦り続けるタイプのオタクなので所謂エロゲ老人だと自分では認識しています。なんなら最近チェックしてるタイトルに出演されてる方、名義見ただけだと全然声が分からない方多いし…うん…

あ、でもリメイクも決まった同級生とかをやったことのあるような世代ではないので、全然老人じゃないなと感じたのでエロゲ適齢期って名乗っていこうかと思います(?)

 

というわけで持ってるエロゲを改めて整理などして、ウィンターセールで懐古厨して、好きだったブランドが数年前になくなっていることに涙したり、好きだった声優さんが声優業を廃業されていたことを知って夕飯が喉を通らなくなったりしました。藤森ゆき奈さん…

 

 

家にいる時間は長くなり、やってるゲームに飽きてくるとアイドルの動画を見る、みたいな生活をしていたわけですが、偶然見つけた某方のライブ配信でめちゃくちゃに懐かしい気持ちになりまして、それ以来ずっと今現在まで執心しています。

 

執心するのも理由がありまして(ここ長いので活字中毒以外は次の「本題」までどうぞ)

彼女は当時中坊だった私の憧れでした。アニラジと呼ばれるジャンルが大好きだった私は将来ラジオマンになることを夢見ていて、いつか自分もこんな風にと考えるくらいに当時から大好きで、夢中でした。

そして何より、当たり前といえば当たり前なんですが、初めて出会った青少年向けゲームの声優さんでした。ちゃんと適齢になって初めて自分で買ったエロゲも彼女がきっかけでしたし、初めて聞いた情事の芝居も彼女が演じるキャラクターのシーンでした。

元々お芝居が好きで色々なものを見る機会に恵まれた生活をしていましたが、今まで触れたことのなかった世界で初めて彼女の芝居を聞いたときに、感動したんです。

 

わざわざ言葉にするとめちゃくちゃ陳腐になってしまうので本当は嫌なんですがこうしないと私の脳みその中身が伝わらないので言うと、こういう作品ってつまるところ人間の欲をぶつけるためのものだと思うんです。それってひとの本能的な欲求に訴えかける力がないと成り立たないじゃないですか、芝居がその力を生み出しているわけじゃないですか。

少なくともあの声音と芝居で、聞いている自身の身体の芯が、内臓の奥深くが、ぐっと熱くなるあの感覚を生み出せるのだと思ったらものすごいことじゃないですか…?

ひとの本能的な欲求を揺さぶることができるなんてそうそうできないことだと私は思うし、それが世間的に秘匿されるべきことから感じ取れることなのだとしても私は称賛したい。

私はいつもこう思っていて、でも事を致しているシーンの芝居が最高なんだよって熱弁するのもちょっと憚られるっていうか、あんまりひとに語れる話でもないじゃないですか…エロいとか抜けるとか広義にとればそういう意味合いなんだけど、私が感じているものはもう少し違うから伝わらないし、、

こうやって書き散らすしか発散方法がないので許されたい。

 

本題。

見つけて以来、チャンネルに残っているアーカイブを見たり、配信を作業中のBGM代わりに流していたりと適度な距離感で追っていましたが、その時点でメインに据えていたアイドルの方が完全に自分の中で飽和状態になってしまい、新しいものに気持ちがうつろいやすくなっていたところ、思った通り優先順位が入れ替わってしまいました。

絶対これ10年前より好きだわ…って毎日のように確認してて初恋のひとに10年ぶりに出会って恋だったことを強く自覚する少女漫画みたいだなって思いました(他人事)

 

幸か不幸か、私は絵を描くタイプのオタクで、しかも好きになったものはジャンル問わずとにかく描くタイプのオタクでした。せっかく自分の中の愛を表現できる手段が多いのだから使わない手はないだろうと思い、ファンアートを描きました。

 

………私ドルオタじゃないですか、でも認知厨ではないんです。どちらかというと認知しないでほしいと思ってました、前までは。好きな子の頭のキャパシティをこんなクソ人間の情報で埋めてほしくない、と割と本気で思ってたので現推しにも私を早く忘れてくれと願っていました(無理だといわれたのであきらめました)

 

ドルオタでもあり陰キャキモオタでもある私は、描いたはいいが迷惑になったらどうしようなどと投稿寸前にチビり、2日くらい投稿できず下書きに絵を置いてました。マジで。

意を決して投稿して、ありがたいことに反応を頂けて、せっかくならとひとつ提案をして。たった数回のリプライ、言葉を交わしたというには少ない文字数の中で私は神経が焼き切れるのではないかと思うくらいの興奮を覚えました。

陰キャキモオタでありコミュ障童貞オタクである私は、本当にそれだけで良くて、めちゃくちゃに舞い上がっていました。「好きです」って言ったら「ありがとう」って返ってきた時の受け入れてもらえたと勘違いして大喜びする童貞と感覚を共有していると胸を張って言えるレベルでした。

その翌日に、彼女がツイートした言葉を見るまで。

多分彼女の中では思ったことをふと単純な呟きとして放り投げただけだと思います。「考えています」と、私が提案したことを本当に真面目に受け止めて考えてくださっていたようでした。

私の頭の中は沸騰しそうでした。彼女を困らせてしまって申し訳ない気持ちと、同じくらい、彼女の頭の中を自分が発した一言が少しでも占めている瞬間が存在していることにどうしようもない満足感を覚えました。浅ましいですよね、冷静に見ている自分が神経が焼き切れた自分を見て蔑んだ記憶があります。

薄汚い喜びを静かに黙らせて、すみません、と言い出した私は本当に汚いなと思いました。書いてて自己嫌悪してきちゃったなまた、、

これは人間として正常な感情なんだろうか?私からしたらバグみたいな感じで嫌悪感がものすごいんですが、正解を教えてほしい…………

 

この件に関してというのもあり、人生で初めて投げ銭というものをしました。

今までやったことがなかったのでやったことのある友人に聞いたら

「一回やるとあとはもう惰性でやるから気をつけろ」とのことでした。

 

というかこのシステム、すごすぎません?こんな桁のはした金(言い方悪くてごめん)で自分のこと呼んでもらえるなんてどんだけ前世で徳を積んだんだ……みたいな気持ちになりました。いやほんとすごい。名前呼んでもらえるのもすごいが好きな子に合法でお金を送れるのがすごい。

 

私はガチ恋と呼ばれる推し方しか知らず、その上どちらかというと推しや好きな子に貢ぎたいタイプになります。自分がしてあげられることで嫌悪感を抱いてほしくなくて、でも喜んでほしくて、どうしたらいいか分からないのでとりあえずお金をあげたい、みたいな結論になる。こういうひとにはめちゃくちゃ良い世界ですよね………

 

 

 

このツイートした日、初めて赤色を投げました。

そういう流れだった、とか、煽られた、とか、そういうことではなくて。

前述したように私は好きな子にお金を払うのが大好きなの、頭おかしいと思われるかもしれないけど。

なのでめちゃくちゃ楽しくて楽しくて仕方なくてはしゃいでいます。毎回毎回。

月上限が存在することはきちんと認識しておりますので、その辺も大丈夫(何が?)

これほどまでにこの時代に自分が経済的に自立している大人で良かったと思うことはありません。正直なことを言えばもっと大人でいたかったけど。

彼女はすごく優しくて、何度も私のことを心配してくれるし、私のことを気づかって来てくれるだけで嬉しいと言ってくださるんですが(死ぬほど嬉しくて鼻血出したことある)

 こういう界隈での女性って珍しさもあって、彼女が私のことをどういう立ち位置のひとだと認識しているかはわからないけど、少なくとも大事にしたいと思ってもらえてることはすごく、ものすごく嬉しいので、ファン想いの優しい彼女の負担にならないようにいたいと思っています。

やめてって言われてもお金は投げますけど。

 

今でも夢かと思ってるけど、クリスマスプレゼントに大好きだよって言ってもらえたの、10年前の自分に教えてあげたい。