るかにたぼ

オタクの書き散らし

5/28 観劇感想

忘れないうちに書いておく。

下北沢「劇」小劇場にて27~31日までやってらっしゃるDotooさんのお芝居「にぎやかな地図」を見てきました。

28日19時半開演。

お話の内容を書いてしまっているので追記に。

 

 

感想としては面白かったです。

と一言で終えてしまうと私の後から書くことに対しての情報が少ないので思ったことを今のうちに吐き出しておく。

公演が終わって最初に思ったのが、これのタイトル、地図でいいのかなって。

お話が本格的に始まる前と一番最後に動画演出(って言い方でいいのかはわからんけど)があるけど

そこの中で地図について言及されているだけ、というか、地図をうまくそれっぽい言い方にしただけな感じ。

それが悪いわけでは勿論ないんだけど、話の内容が人間関係のもつれ、こじれ、そうでなくても関係性についての

なんかごちゃっとした出来事をオムニバス形式に、っていう風にできているんだったら

「地図」だとちょっと暗示するには漠然としすぎかなぁって。

自分が見た感想としては「十字路」もしくは「スクランブル交差点」的なアレでした。

人が行き交う場所、向かう場所はそれぞれ違うけど、とりあえず通過点として集まっている場所という意味で。

人がたくさん出てきたけど、そんなに迷っている感じはしない。唯一迷ってるともいえるのはホストのお兄さんくらい。

みんながみんな人生に迷って、地図が読めなくなっている、みたいな話なら「地図」でもよかったかも。

なんていきなりタイトルに突っ込み入れるとか面白くなかったみたいに見えますけど面白かったですよ。

 

話は至ってよくある感じ。オムニバス形式だけど繋がっている。短編集だと思ったらそれなりの長編だったみたいな。

役者さんはまぁ、大体こんな感じっていうアレです。若干不安が残る方もいらっしゃいましたけど

みなさんそれなりにお上手だったと思います。そうじゃなきゃ面白くないし。

とても上から目線だけど自分用感想メモなので許してくださいね。

個人的にお気に入りなのは占い師さん。緑ババアってネーミングが最高。さらに馬場みどりさんなのも最高。

マダムグリーンまできたときにはもうこの統一性最高すぎるって笑ってました。どんずばーが頭から離れない。

表情の作り方というか、話の抑揚の付き方というか、とても好きでした。あえてデフォルメされてる感じがした。

あんなインチキ未来人占い師がいたら占ってもらいたくなる…気が…するような…しないような。

あとは、役名が思い出せないんだけどもあおいちゃんでもあいりちゃんでもないイニシャルAさん。

ツッコミがかなりツボにハマって笑ってました。あと真実を知りつつあるところの狼狽えがとてもよかったです。

のぼるくんはもう少しサイコっぽくてもよかったかもしれないなとか。高笑いって難しいけどね…

あおいちゃんはとてもバカっぽくて(褒めています)良かったです。もう少し小悪魔でも可愛かったかもしれない。

 

一番印象に残ったセリフは「女王様だから」でした。女王様という言葉の威力…

そこで暗転するんだろうなーってポイントで切り替わったのでそういうところは安心して見られた感じ。

でも結局のところのぼるくんが誰に殺されたのか分からないのがちょっともやっとしております。

そこまで描いたら単なる殺人モノになってしまうのでないほうがコンセプトには合ってると思うからいいんだけども…

あの後の登場人物がどうなるのかって考えてしまう人なのですが、この人たちは予想がつきそうでつかなくて

面白いなぁなんて思ったり。お話はよくある感じでしたけどキャラクターは個性的でいいと思います。

ちょっと上映時間が長かったかなーと思わないでもない。途中で少しだけだれたけど

後半からどんどん人が増えてテンポが良くなっていったので、スロースターターなシナリオ編成なのかしらとか思ったり。

あとは幕間でかかっていた音楽、とても好きです。めっちゃかっこいい。

オシャレで世界観にあっていたと思います。素敵でした。

 

こんな感じかな。意外と長々とメモってしまった。

これだけあれば忘れても多少は未来の自分の参考になるだろう。

ちなみにアンケートには一番伝えたいことだけぽつっと書いてきました。

アンケートにこれ書いちゃうと自分で見られないからメモにならないしね。

良い作品を見られたので今日はよく眠れそうです。